カテゴリー「ニール・ヤング」の4件の記事

2012年8月 7日 (火)

ライブ回顧録~第六回 【1988-1989】

【1988-1989

1988 イエス
1988 ボズ・スキャッグス
1989 スティーヴ・ウィンウッド
1989 ニール・ヤング
1989 KIRIN BEER'S NEW GIGS '89
1989 ジャクソン・ブラウン
1989 ドゥービー・ブラザーズ

☆1988年4月4日(月)
イエス
国立代々木競技場第一体育館
招聘元:UDO
Yes19880404_ticket_s_2 Yes19880404_program_s

Jon Anderson : Singer & Keyboards
Tony Kaye : Keyboards
Trevor Rabin : Guitar & Vocals
Chris Squire : Bass & Vocals
Alan White : Drums

No.1ヒット“ロンリー・ハート”生んだアルバム「90125」から4年ぶりに「ビッグ・ジェネレイター」が1987年に発表され、それに伴うツアーが行われた。初来日からは実に15年ぶりとなる来日公演だった。

この日のセット・リストは分からないが、4月7日の代々木での公演を収録したブートが出ているので、そのCDの収録曲をご紹介しておく。これを見ればお分かりのように、「90125」と「Big Generator」からの曲が半分、残りの半分がそれ以前のアルバムから選曲されており、新・旧ファンともに楽しめるコンサートだった。
【CD1】
Rhythm of love(Big Generator)
Hold on(90125)
Heart of the sunrise(Fragile)
Big generator(Big Generator)
Changes(90125)
Shoot high aim low(Big Generator)
Holy lamb(Big Generator)
Solly's beard(9012 Live The Solos)
Make it easy/Owner of a lonely heart(90125)
【CD2】
Yours is no disgrace(The Yes Album)
Nous sommes du soleil(Tales From Topographic Oceans)
Amazing grace(Going for the One)
And you and I(Close To The Edge)
Würm((The Yes Album))
Love will find a way(Big Generator)
I've seen all good people(The Yes Album)
Roundabout(Fragile)

しかしこのワールド・ツアーの後、ジョン・アンダーソンは再びイエスを脱退し、イエス全盛期の仲間たちと、“アンダーソン、ブラッフォード、ウエイクマン、ハウ”を結成する。まあ、その後またイエスと合体することにはなるのだが。

その後様々な変遷を経て、2012年1月時点のメンバーは
スティーブ・ハウ:ギター
クリス・スクワイア:ベース
アラン・ホワイト:ドラムス
ジェフ・ダウンズ:キーボード
ベノワ・ディヴィッド:ボーカル




☆1988年7月10日(日)
ボズ・スキャッグス
日本武道館
招聘元:UDO
Boz19110710_ticket_s_2 Boz19880710_program_s

Paulette Browne : Vocals
Tim Heitz : Synthesizer
John Keane : Drums
Joey Brasler : Guitars
George Hawkins, Jr.,: Bass
Tom Salisbury : Keyboard
Mitchico Sanchez : Percussions
Joanne Harris : Vocals
Theodore Ross Castellucci : Guitars

1980年の「ミドル・マン」以来実に8年ぶりにアルバム「アザー・ロード(Other Roads)」を発表、5度目の来日となった。このアルバムからはボビー・コールドウェル作の「ハート・オブ・マイン(Heart Of Mine)」がヒットしている。

初めてボズを聴いてから10年以上経っていたが、ギターを抱えて少し首を傾げながら歌う姿はやはりボズそのものだった。

 


☆1989年4月1日(土)
スティーヴ・ウィンウッド
国立代々木競技場第一体育館
招聘元:UDO
Winwood19890401_ticket_s Winwood19890401_program_s

Mike Lawler : Musical director and Keyboards
Russ Kunkel : Drums
Michael Rhodes : Bass
Anthony Crawford : Guitar
Randall Bramblett : Saxophones
Hollie Farris : Trumpet
Bashiri Johnson : Percussion
LeAnn Phelam : Vocal

5枚目のソロ・アルバム「ロール・ウィズ・イット」とそこからシングル・カットされた同名曲がともに全米1位を記録する大ヒットとなり、待望の初来日となった。

4月4日の公演を収録したBootlegより、収録曲をご紹介
Disc 1
01. Freedom Overspill
02. Take It As It Comes
03. Holding On
04. Hearts on Fire
05. Don't You Know What The Night Can Do
06. The Finer Things
07. The Low Spark of High-Heeled Boys
08. Glad
09. Member Introduction
10. I'm A Man
Disc 2
01. While You See A Chance
02. Split Decision
03. Roll With It
04. Valerie
05. Higher Love
06. Back In The High Life Again
07. Gimme Some Lovin'






☆1989年4月30日(土)
ニール・ヤング
NHKホール
招聘元:UDO
Neil19890430_ticket_s_2 Neil19890430_program_s

Neil Young And The Lost Dogs
Neil Young : Vocals, Guitars
Chad Cromwell : Drums
Rick The Bass Player Rosas : Bass
Frank Poncho Sampedro : Guitars, Keyboards, Vocals
Ben Keith : Peddle Steel Guitar, Guitars, Dobro, Keyboards, Vocals

当時勤めていた会社の、ニール・ヤング・ファンの後輩と一緒に行ったコンサート。どちらかと言えばアコースティックなニールが好きなのだが、一応「ライク・ア・ハリケーン」を期待して参戦(?)。しかし演奏しなかった。

01.Comes A Time
02.Sugar Mountain
03.The Needle And The Damage Done
04. Rockin' In The Free World
05.This Note's For You
06.Long Walk Home
07. Someday
08.For The Turnstiles
09.Heart Of Gold
10. Eldorado
11. Powderfinger
12. Cocaine Eyes
13. No More
14. Cinnamon Girl
15. Down By The River
16. Mr. Soul
17. Rockin' In The Free World
18. Tonight's The Night
(Bootlegより)




☆1989年8月5日(土)
KIRIN “BEER'S NEW GIGS” '89
有明コロシアム
招聘元:UDO
Kirinbeer09890805_ticket_s_2 Kirinbeer19890805_program_s

Kirinbeer_t_s 8月05日 有明コロシアム
8月06日 有明コロシアム(台風の為中止、だったらしい)
8月07日 愛知県体育館
8月09日 大阪城ホール
8月10日 大阪城ホール
8月11日 横浜アリーナ
8月12日 横浜アリーナ

出演
ジェフ・ベック・グループ

   Jeff Beck : Guitars
   Terry Bozzio : Drums
   Tony Hymas : Keyboards
バッド・イングリッシュ

   John Waite : Vocals
   Neil Schon : Guitars, Vocals
   Jonathan Cain : Keyboards, Vocals
   Ricky Phillips : Bass, Vocals
   Deen Castronovo : Drums, Vocals
スティーヴ・ルカサー・バンド
   Steve Lukather : Guitars, Vocals
   John Pierce :  Bass
   Joseph Brasler : Guitars
   John Keane : Drums
   Warren Ham : Horns, Background Vocals
   Jeff daniel : Keyboards
タワーオブ・パワー(5、6日)
チャック・ベリー(9,10,11,12日)

リチャード・マークス(12日)

これを見てお解りのように、上位3グループ以外は日によって出演者が違う。私は東京・有明コロシアムで観たので、タワー・オブ・パワーだった。

ジェフ・ベック は新作「ギター・ショップ」を引っ提げての来日。前作「フラッシュ」は歌ものであったが、ここでは一転ガツンとロック・インストを聴かせてくれる。そしてテリー・ボジオの重量感あふれるドラミングが素晴らしい

  

Guitarshop

 私は左記国内初回版を購入したが、amazonのカスタマーレビューによると、紙ジャケット仕様版にはこのデフジャケも付いているらしい。




☆1989年9月29日(金)
ジャクソン・ブラウン・ワールド・イン・モーション・ツアー
日本武道館
☆1989年10月10日(金)
ジャクソン・ブラウン・ワールド・イン・モーション・ツアー
MZA有明
招聘元:HOT STUFF
Jackson19890929_ticket_s Jackson19890929_program_s

Jkct58_2 Chad Cromwell : Drums
Debra Dobkin : Percussion, Vocals
Kevin Dukes : Guitar
Bob Glaub Bass
Doug Haywood : Keyboards, Vocals
Scott Thurston : Keyboards, Vocals

恥ずかしながらあまり良く覚えていないのですよ。MZA有明に行ったのは覚えているのだけれど。
友人に聞いても、MZA有明に行った事も私に言われて思い出したくらいで、いやはや、お互い年を取ったものだと痛感した次第。


☆1989年11月22日(水)
ザ・ドゥービー・ブラザーズ
国立代々木競技場第一体育館
招聘元:UDO
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Tom Johnston : Guitars, Vocals
Patrick Simmons : Guitars, Vocals
John Hartman : Drums, Vocals
Tiran Porter : Bass Guitar, Vocals
Michael Hossack : Drums
Bobby Lakind : Percussion, Vocals

1982年に一度解散したドゥービーであったが、1989年に初期メンバーを中心に再結成されアルバム「サイクルズ(Cycles)」を発表、活動を再開した。

過去1976年、1979年、1981年と三度来日しているが、それはマイケル・マクドナルドの時代であり、トム・ジョンストンのドゥービ-としては初来日となる。

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2011年8月14日 (日)

Farm Aid 2011のNeil Young(ニール・ヤング)を観た

午前中ちょっと買い物に出かけていたら、友人Meg3より「ファームエイドやってるみたい」、との携帯メールが届く。用事を早々に済ませて帰宅、教えてもらったサイトにアクセス。するとちょうどニール・ヤングのステージだった。おおっ!“Long May You Run(太陽への旅路)”じゃないの!
Farmaid_neil01 Farmaid_neil02

“Comes A Time”“Cinnamon Girl ”も演奏したらしいが、“Heart Of Gold(孤独の旅路)”も聴けたから良しとするか。

これは去年の映像です。

≪追記≫2011年8月18日
Farm Aid のオフィシャル・ページより高解像度(300dpi)の画像がダウンロード出来ます。
http://www.farmaid.org/site/c.qlI5IhNVJsE/b.2790359/k.2386/Media_Room.htm

以下はダウンロードした画像の解像度を変えたものです。
Neil_young_021_1_m 

≪追記≫2011年8月31日
Farm Aidさんがニール・ヤングの “Comes A Time”をアップしています。まだまだこれからも公開されると思われるので、要チェック !

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2011年5月 8日 (日)

A MusiCares Tribute To Neil Young DVD & Blu-Ray 発売決定

ちょっとサボっているうちに、DVDとBlu-rayの発売が決まっていたとは迂闊だった。それも5月31日予定だと言う。

このコンサートが開催されたのは、昨年2010年の1月だったか。ジャクソン・ブラウンも出演したので、その当時は画像を見ながらDVDの発売を願っていたのに、最近はすっかり忘れていた。

収録曲は
01. Rockin’ In The Free World – Keith Urban/John Fogerty/Booker T. Jones
02. Only Love Can Break Your Heart – Lady Antebellum
03. The Needle & The Damage Done – Dave Matthews
04. Tell Me Why – Norah Jones
05. Cinnamon Girl – Dierks Bentley/Booker T. Jones
06. Harvest Moon – Josh Groban
07. Ohio – Ben Harper
08. Don’t Let It Bring You Down – Jackson Browne
09. Broken Arrow – Wilco
10. Lotta Love – Jason Mraz/Shawn Colvin
11. (When You’re On) The Losing End – Elvis Costello
12. Heart Of Gold – James Taylor
13. Down By The River – John Mellencamp/T Bone Burnett
14. Human Highway – Crosby, Stills & Nash
15. Helpless – Elton John/Leon Russell/Neko Case/Sheryl Crow

BONUS PERFORMANCES:

16. Mr. Soul – Ozomatli
17. Revolution Blues – Everest

ブライアン・ウイルソンやジェームス・テイラーは国内盤も発売されたが、今回は?

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2011年3月 1日 (火)

春に聴きたい曲~春がいっぱい(Spring Is Nearly Here)

春が近づく頃になると聴きたくなる曲、それがシャドウズのこの曲で、彼らのセカンド・アルバム“Out Of The Shadows”に収録されていました。日本ではシャドウズと言えばこの曲、という位の知名度がありますが、日本でのみのシングル・カットなので、UK盤やUS盤のベストには収録されていないのがほとんどです。しかし、美しいメロディーを持つ名曲だと思います。

日本で大ヒットした曲ゆえ、日本人ギタリストによるカバーもあります。 ひとつは、大村憲司さんによるもので、彼のサード・アルバム「春がいっぱい」に収録されています。

しかし、極めつきは三根信宏さんのカバーでしょう。三根さんは井上宗孝とシャープ・ファイブのギタリストとして活躍した方です。ストーンズ対ビートルズ、ベンチャーズ対シャドウズ、という図式があるとすれば、寺内タケシに相対するのが彼なわけです。グヤトーンの奏でる繊細な音色は、聴く者の心をとらえて離しません。

珍しいところでは、ニール・ヤング&ランディー・バックマンによるカバーがあります。これは1996年に発売された“TWANG ! A TRIBUTE TO HANK MARVIN & THE SHADOWS”に収められているもの。シャドウズに影響を受けたミュージシャン達によるトリビュート・アルバムです。アメリカでは知名度の低いシャドウズゆえ、ほとんどがイギリスのミュージシャンの中、ニール・ヤングの参加は意外でしたが、カナダ(ニール・ヤングもランディー・バックマンもカナダ人)ではクリフ・リチャード&ザ・シャドウズ名義の曲が数曲トップ10入りしているそうです。ちなみに、イギリスの国民的歌手であるクリフ・リチャードでさえ、アメリカにおいては1976年に“デビル・ウーマン”が6位を記録するまで、トップ10ヒットはありませんでした。

Twang_a_tribute_to_hank_marvin_th_4 01.Apache/Ritchie Blackmore
02.F.B.I./Brian May
03.Wonderful Land/Tony Iommi
04.The Savage/Steve Stevens
05.The Rise and Fall of Flingel Bunt/Hank Marvin
06.Midnight/Peter Green & Splinter Group
07.Spring Is Nearly Here/Neil Young and Randy Bachman
08.Atlantis/Mark Knopfler
09.The Frightened City/Peter Frampton
10.Dance On/Keith Urban
11.Stingray/Andy Summers
12.The Stranger/Bela Fleck And The flecktones

残念ながらシャドウズ以外のCDは廃盤になっています。

 

 

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