カテゴリー「ビーチ・ボーイズ/ブライアン・ウイルソン」の2件の記事

2012年5月20日 (日)

ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の最新映像とセットリスト

5月16日にアメリカのショップ・チャンネル「QVC」にてビーチ・ボーイズのスタジオ・ライヴが行われ、その映像が公開されている。1時間の番組で、曲ごとにメンバーへのインタビューを挟みながら全10曲を演奏している。
演奏曲目は
00:23 - Do It Again
06:57 - Catch A Wave
12:39 - Surfin' Safari
19:12 - Surfer Girl
25:46 - God Only Knows
32:03 - That's Why God Made The Radio
40:19 - Dance Dance Dance
44:22 - Little Honda
49:44 - California Girls
55:55 - Wouldn't It Be Nice
(数字は各曲の始めの時間)

5月20日現在判明している本ツアーの最新のセットリストは5月15日のものだが、ツアー初日のセットリストとは少し変わったようだ。
Westchester County Center, White Plains, NY, USA on May 15, 2012
<First Set>
01.Do It Again
02.Catch a Wave
03.Hawaii
04.It's OK
05.Surfin' Safari
06.Surfer Girl
07.Please Let Me Wonder
08.You're So Good to Me
09.Then I Kissed Her
10.Dance, Dance, Dance
11.Kiss Me, Baby
12.Why Do Fools Fall in Love
13.When I Grow Up (to Be a Man)
14.Cotton Fields
15.Marcella
16.Be True to Your School
17.Disney Girls
18. Don't Worry Baby
19.Little Honda
20.Little Deuce Coupe
21.409
22.Shut Down
23 I Get Around
<Second Set>
24.Add Some Music to Your Day
25.California Dreamin'
26.Sloop John B
27.Wouldn't It Be Nice
28.I Just Wasn't Made for These Times
29.Forever
30.Sail on, Sailor
31.Heroes and Villains
32.In My Room
33.All This Is That
34.God Only Knows
35.That's Why God Made the Radio
36.Good Vibrations
37. California Girls
38.All Summer Long
39.Help Me, Rhonda
40.Rock and Roll Music
41.Do You Wanna Dance?
42.Surfin' USA
<Encore>
43. Kokomo
44.Barbara Ann
45.Fun, Fun, Fun

初日と違う点は
・Don't Back Down
The Little Girl I Once Knew
Wendy
This Whole World
がなくなり、新たに
Hawaii
It's OK
Kiss Me, Baby
Marcella
Add Some Music to Your Day
I Just Wasn't Made for These Times
Rock and Roll Music
が加わり、42曲から45曲になっている。

まだまだツアーは始まったばかり、この先また変わっていくかも知れない。

「beach_boys_setlist.pdf」をダウンロード

なお、「Single Sizzle Reel」ビデオに日本語字幕がついたものも公開中。

 

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2011年7月21日 (木)

ライブ回顧録~第二回 【1978-1979】

【1978-1979
働き始めて少し余裕が出てきた頃
1978 ボブ・ディラン
1979 リンダ・ロンシュタット
1979 ロッド・スチュワート
1979 イーグルス
1979 ジャパン・ジャム

☆1978年3月2日(木)
ボブ・ディラン
日本武道館
招聘元:KYODO & UDO
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この年の2月20日~3月4日、ディランは東京の日本武道館で8回、大阪の松下電器体育館(現パナソニックアリーナ)で3回、計11回の初来日公演を行っている。

ディランをそれほど聴きこんでいる訳でもなく予習もせずに行った私は、あまりにも大胆なアレンジの演奏にイントロを聴いても何の曲だか分らなかった。

2月28日と3月1日の演奏を収めたライブ盤は「武道館」として発売され、ファンの中にはこれを名盤と言う人も多いと言う。



☆1979年3月3日(土)

リンダ・ロンシュタット
オープニング・アクト=リヴィングストン・テイラー
日本武道館
招聘元:KYODO
Linda_19790303_ticket_s Linda1979030203_program_s

Linda1979030203_lp_s_2 前年に発売され、「悪いあなた」(Heart Like A Wheel)、「夢はひとつだけ」
(Simple Dreams)に続き3つ目のNO.1を獲得するアルバム、「ミス・アメリカ」
(Living In The USA)
を引っ提げ満を持しての初来日公演。
右はアメリカ盤のピクチャーレコード。

バンドメンバーは
Waddy Wachtel : Guitar
Kenny Edwards : Bass
Russ Kunkel : Drums
Dan Dugmore : Steel Guitar
Don Grolnick : Keyboard

悪いわけがない。“またひとりぼっち”(Lose Again)で始まったヒット曲のオン・パレードは感涙ものだった。この来日公演はFMでも放送されカセット・テープ(そういう時代です)に録音したのだが、どこへいってしまったのやら見当たらない。チケットもそのカセットのケースに入れておいたので残念ながら公開できません。(2012年2月10日見つかりました。)

Setlist(FM放送音源より)
01.Lose Again
02.That'll Be The Day
03.Blue Bayou
04.When Will I Be In Loved
05.It Doesn't Matter Anymore
06.Willin'
07.Alison
08.All That You Dream
09.Love Me Tender
10.Just One Look
11.Desperado
12.Mohammed's Radio
13.It's So Easy
14.Someone To Lay Down Beside Me
15.My Blue Tears
16.Poor Poor Pitiful Me
17.Tumbling Dice
18.You're No Good
19.Sorrow Lives Here
20.Back In The U.S.A.

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Rod19790315_ticket_s ☆1979年3月15日(木)

ロッド・スチュワート-Blonds Have More Fun Tour
日本武道館
招聘元:音楽舎

チケットは抽選による販売であり、私ははずれたが友人Meg3が見事当選したおかげで観る事が出来た。そのチケットを私は紛失してしまったが、友人Meg3が自分のチケットを送って来てくれたのでここに公開出来る事になった。ありがとう、Meg3 !

前年に発売されたアルバム「スーパースターはブロンドがお好き」(Blonda Have More Fun)からシングル・カットされた“アイム・セクシー”(Da Ya Think I'm Sexy ?)が2月に全米NO.1(4週連続)になった事もあり、コンサートは大いに盛り上がった。この曲は古くからのファンから非難を浴びたり、ジョルジ・ベン“タジ・マハール”との間で盗作問題が生じたりと、話題の多い曲ではあった。

コンサートでは、カーマイン・アピスの後ろの大きなドラと彼のスティックさばきが特に印象的だった。“セイリング”ではみんなが曲に合わせて両手を振っていたな。

“Da Ya Think I'm Sexy ?”のPVは埋め込み無効の設定なのでこちらからどうぞ。




☆1979年625日(

イーグルス-The Long Run Tour
日本武道館
招聘元:UDO
Eagles19790625_ticket_s Eagles19790625_program_s

1976年の初来日の時には変な意地を張り(ジョー・ウォルシュの加入)コンサートには行かなかったものの、観てきた友人の話を聞いて後悔した私は、ランディー・マイズナーまで抜けてしまったイーグルスをついに観に行く事にした。

この頃のオープニングは、当然の事ながらホテル・カリフォルニア。ギターのイントロで会場は大興奮であった。席が武道館の2階スタンドという事もあり、音響はあまり良くなく、バスドラの「ドンドン」という音がやけに耳に残った印象がある。

コンサートが終わってからは、友人の友人の立川の家に4、5人で泊まり、朝みんなで“テキーラ・サンライズ”を聴いたのを覚えている。その日は平日だったが、私はちゃんと仕事に行ったのかなあ?みんなはどうしたんだ?


【追記】2011年9月15日
チケットに6月25日と印刷されているのでそう信じて疑わなかったのだが、プログラムを見てみると、公演日程は9月17日から9月25日となっている。念の為UDOさんの “ARTISTS, INC. HISTORY” のページを確認すると、イーグルスの招聘は確かに9月だ。これはどういう事?当初6月の予定が9月に延期になったっていう事?全然覚えていない。どなたかご存じの方がいらしたら教えて下さい。

この件の確認の為Bootlegを探したところ、9月22日大阪公演のCDがあったので、その収録曲目をご紹介。
DISC ONE
01. Hotel California
02. Already Gone
03. In The City
04. Doolin-Dalton
05. Doolin-Dalton / Desperado(reprise)
06. Lyin' Eyes
07. I Can't Tell You Wh
08. Desperado
09. Heartache Tonight
10. One Of These Nights

DISC TWO
01. Turn To Stone
02. The Long Run
03. Life's Been Good
04. Life In The Fast Lane
05. Rocky Mountain Way
06. Take It Easy
07. Tequila Sunrise
08. The Best Of My Love



☆1979年8月5日(日)

ジャパンジャム
江の島特設会場(江の島ヨットハーバー)
招聘元:VAN PLANNING
Japanjam19790805_ticket_s Japanjam19790805_program_s

出演 Japanjam19790805_fryer_s
ビーチ・ボーイズ
ハート
ファイアー・フォール
TKO
サザンオールスターズ

このコンサートは8月4日、5日は江の島で、7日には京都の伏見桃山城キャッスルランドで計3日間開催された。ステージの左右に高く積み上げられたスピーカーが印象的だったが、それはパナソニックのRAMZAだったらしく、パナソニックのサイトにその事が載っている。 ↓をクリック
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TKOはアメリカのハード・ロックの新人バンドだったが、良く覚えていない。

ファイアーフォールは元フライング・バリトー・ブラザ-ズリック・ロバーツを中心としたコロラド・ベースのバンド。リック・ロバーツはフロリダ出身であるが、コロラドに対する思いは強いようで、フライング・バリトー・ブラザ-ズ時代に“コロラド”という名曲を書いており、リンダ・ロンシュタットのカバーも有名だ。

ビーチ・ボーイズはデニス・ウイルソンが不参加(怪我の為?)、ブライアンは居るには居たが精彩を欠いていた。その分マイク・ラブが会場を盛り上げていた印象がある。この年の春ビーチ・ボーイズは“L.A.(ライト・アルバム)”を発表、シングル・カットされた“Lady Lynda”はイギリスではトップ10に入るヒットを記録した。

私のお目当てもビーチ・ボーイズとファイアーフォールだったのだが、一番良かったのはハートだった。ギターは前述のRAMZAのスピーカーの上によじ登っての大熱演。当時のバンドの勢いを感じた。ちなみに、現在の私の携帯メールの着信音はハートの“バラクーダ”のイントロです。

「オール・スター・トリビュート・トゥ・ブライアン・ウィルソン」という映像作品がある。これは2001年にニューヨークのラジオ・シティー・ホールで行われたブライアン・ウィルソンのトリビュート・コンサートの模様を収録したものであるが、この中でハートのアンとナンシーはビーチ・ボーイズのグッド・ヴァイブレーションズを歌っている。まさかこんな事が起きようとは、1979年当時には思いもよらなかった。

ジャパン・ジャムの音源はブートレグとして出回っているので、TKOとハートの演奏はYouTubeで聴ける(音源だけ)。

1.TKO-Let It Roll
2.Heart-Crazy On You

ファイアーフォールは残念ながら全盛期の動画で良いものが見当たらないので、サウンドだけですが“Strange Way”を。

ファイアーフォール時代の曲をロバーツ・マイズナー・バンド(リック・ロバーツとランディー・マイズナー)が演奏している動画があるのだが、残念ながら埋め込み無効の設定になっている。いわゆるカントリーロック的音楽のファンにはたまらない組み合わせなので、これもぜひ観てほしい。
“You are The Woman” by The Roberts Meisner Band



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