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2010年6月

2010年6月16日 (水)

雨の歌~Rain Songs~その1

私の住む東京もついに梅雨入りしました。
そんな雨の季節を素敵な音楽を聴いて乗り越えましょう。そこでオススメなのが、1994年に出たその名も「RHYTHM of the RAIN」というこのアルバム。60年代、70年代の曲を中心に選曲されており、この時代の曲が好きな音楽ファンにはたまらない1枚となっています。Rhythmoftherain_5まずは、アルバムタイトルにもなっているこの曲からスタート。
01. Rhythm Of The Rain/The Cascades
 邦題は「悲しき雨音」。雨の歌の定番と言うのは当然ながら、60年代ポップスを代表する名曲です。1963年に全米第3位を記録しています。
Rhythm of the Rain

02. Here Comes That Rainy Day Feeling Again/The Fortunes
  邦題「雨のフィーリング」、1971年第15位。大学のクラブの後輩のN君が、この曲を大好きだと言っていたのを思い出します。
Singles

03. Rainy Night In Georgia/Brook Benton
 これは彼の1970年の大ヒット曲。ポップチャートでは4位にとどまりましたが、R&Bチャートでは見事1位に輝いています。この曲の作者は「ポーク・サラダ・アニー」の作者として知られる、トニー・ジョー・ホワイトです。50年代後半から60年代前半にかけてマーキュリーレコードでヒット曲を連発してしていたブルック・ベントンは、60年代後半低迷期に入りますが、この曲で見事復活を遂げます。彼のバリトン・ヴォイスはもちろんの事、それを邪魔せず且つ印象的なギターの音色、全体を包み込むストリングス、そしてそれに加わるハーモニカの音色、どれもが秀逸で、冷たい雨の中を旅する男の心情を映し出しているようです。
トゥデイ(雨のジョージア)

04. It's Raining/Rick Derringer
 リック・デリンジャーは、1965年に「ハング・オン・スルーピー」のNo.1ヒットを放ったマッコイズの出身。その後ジョニー・ウインターのバンド等で活躍した彼が1973年に発表したソロアルバム「All American Boy」に収録されていたのがこの曲。チャートと無縁のこの曲がなぜ選曲されたのか?マニアックな選曲です。
All American Boy

05. Rhapsody In The Rain/Lou Christie
 彼特有のファルセットヴォイスが聴かれるポップな曲ですが、その歌詞の内容は?興味のある方は調べてみて下さい。1966年第16位。
Original Sinner: The Very Best of the MGM Recordings

06. Rain On The Roof/The Lovin' Spoonful
 全米第1位となった「Summer In The City」に続きシングルカットされ、10位にランクされました。前曲とは打って変わり、「Daydream」系のほのぼのとした曲調です。
ハムズ・オブ・ザ・ラヴィン・スプーンフル

07. Raindrops/Dee Clark
 1961年に第2位を記録したこの曲の邦題は「悲しくないさ」。60年代の洋楽には、原題とは関係なく「涙」、「悲しき」といったタイトルが付けられていましたが、これもそのひとつです。ジャッキー・ウイルソンにも共通する伸びやかな歌声が魅力です。
Golden Classics

08. It Might As Well Rain Until September/Carole King
 1962年第22位。1958年に歌手デビューした彼女が初めてトップ40入りを果たした曲です。この曲がヒットした頃は、当時の夫であるジェリー・ゴフィンと組んで作曲家としてヒット曲を連発していた時期ですが、二人が書いたドリフターズアップ・オン・ザ・ルーフがヒットしたのもこの年、1962年でした。最近、YouTubeでヘレン・シャピロが歌っている映像を発見しましたが、ヘレン・シャピロ・バージョンもなかなか良かったです。
エッセンシャル・キャロル・キング

09. Crying In The Rain/The Everly Brothers
 ハワード・グリーンフィールドとキャロル・キング作のこの曲は1962年に第6位となりました。ワーナー時代を代表する曲のひとつです。
Golden Hits

10. The Rain, The Park And Other Things/The Cowsills
 1967年第2位。ポップスファンには「雨に消えた初恋」という邦題の方がしっくり来るかも。そして当時「ビート・ポップス」というTV番組の司会をしていた大橋巨泉氏の、「牛も知ってるカウシルズ」というギャグでも有名ですよね。この「ビート・ポップス」、当然ビデオクリップなどない時代ですから、ただ単にお皿を回し、曲に合わせてゴー・ゴー・ガール(古い?)が踊るという今思えば他愛もないものだったような気もしますが、当時中学生だった私にとって星加ルミ子氏(当時のミュージックライフ編集長)や木崎義二氏の話は貴重な情報源でした。ちなみに踊りの振り付けは藤村俊二氏でした。
 ちょっと話がそれましたが、カウシルズは母親バーバラとその子供たち(随時変更)からなるファミリー・グループで、「パートリッジ・ファミリー」誕生のきっかけになったと言われています。ドラッグやベトナム戦争とは対極の「明るく健全なアメリカ」を代表するようなグループでした。「雨の中に立つ美少女の幻影を見る」という幻想的な曲です。
雨に消えた初恋

11. I Love A Rainy Night/Eddie Rabbitt
 1980年第1位。エディ・ラビットはカントリー系シンガー・ソングライターで、ポップチャートでのNo.1はこの曲だけですが、カントリーチャートでは実に23曲ものNo.1ヒットを持っているそうです。
EDDIE RABBITT Platinum Collection

12. In The Rain/The Dramatics
 1972年にポップチャート5位、R&Bチャート1位。70年代のソウル・ミュージックを語る上で欠かせないグループであり、曲ですね。
ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット+10

13. Raindrops Keep Fallin' On My Head/B.J.Thomas
 邦題「雨に濡れても」。1970年に4週連続第1位」を記録したこの曲は映画「明日に向かって撃て」の挿入歌でした。確か、ポール・ニューマンがキャサリン・ロスを自転車のハンドルの上に座らせて楽しそうに走るシーンに使われていたと思います。ハル・デヴィッド/バート・バカラック作のこの曲は、アカデミー作曲賞、主題歌賞を獲得し、映画も撮影賞と脚本賞を獲得しています。イントロのウクレレが印象的です。余談ですが、「木枯らし紋次郎」の主題歌「だれかが風の中で」は当初はああいう曲調ではなく、「雨に濡れても」を参考にして作った曲だという、小室等氏のお話を聞いた事があります。両方の曲をご存じの方は、「雨に濡れても」のリズムで「だれかが風の中で」を歌ってみて下さい。なるほど、と納得されると思いますよ。
Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)
Greatest Hits

14. Walking In The Rain / Jay And The Americans
 オリジナルはThe Ronettes 。オリジナルを収録出来なかったのは仕方がないとしても、ジェイとアメリカンズはいかがなものか?という訳でこの曲に関しては後でまた述べたいと思います。

15. It Never rains In southern California/Albert Hammond
 邦題「カリフォルニアの青い空」、1972年第5位。邦題や曲調、彼の声から明るいカリフォルニアの空をイメージする方も多いと思いますが、内容少し違うようで売れない時代の事を歌った歌のようです。アルバート・ハモンドはロンドン生まれのスペイン育ち。1970年代初めにアメリカに渡り、この曲がレコード化されたのは、彼がカリフォルニアに住み始めてから15ヵ月目の事だそうです。ただし、曲が書かれたのはロンドンだそうです。
Golden Classics

16. Like A Summer rain/Jan & Dean
 この曲が収められている下記アルバムは、ジャンの交通事故後にディーンが友人のミュージシャンたちとレコーディングしたアルバムです。そのせいか、あるいは時代がそうだったのか、かつてのサーフィンやホット・ロッドとは違うソフト・ロック的趣きのあるアルバムです。Raindrops、Rain On The Roof、Crying In The Rainのカバーも収録されています。
セイヴ・フォー・ア・レイニー・デイ(紙ジャケット仕様)

17. I Wish It Would rain / The Temptations
 邦題「雨に願いを」、1967年ポップチャート第4位、R&Bチャート第1位。デヴィッド・ラフィンのボーカルはもちろん最高ですが、ロッド・スチュアート&フェイセズのカバーも私は好きです。
50th Anniversary: Singles Collection 1961-71

18. Come In From The Rain/Captain And Tennille
 邦題[雨に想いを]、1977年第61位。「ミッドナイト・ブルー」「あなたしか見えない」のヒット曲で有名なメリサ・マンチェスターがキャロル・ベイヤー・セイガーと共作した作品。
雨に想いを(紙ジャケット仕様)

19. Laughter In The Rain/Neil sedaka
 邦題「雨に微笑を」。1963年のBad Girl以来実に11年ぶり(1974年)にトップ40入りを果たし、更に1位までをも記録した記念すべき曲です。雨の中を恋人と手をつないで歩く幸福感を歌った名曲です。余談ですが、先日歯科医に行き診察台に横になって流れているBGMに耳を傾けたら、なんとこの曲のオルゴールバージョンでした。
Laughter in the Rain: Best of

20. Save It For The Rainy Day/Stephen Bishop
 邦題「雨の日の恋」、1976年第22位。この曲とオン・アンド・オンが収録されている彼のデビューアルバムは日本でも大ヒットしました。
ケアレス

<観て、聴いて確認したい方はこちらをどうぞ>

 

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